発電方法の見直し
エコに注目が集まるようになってから様々な方法で地球環境に優しいことが行われるようになりました。
その中の一つとして、限りある資源を大事に使うために、発電方法も見直されるようになってきました。
従来であれば、火力や原子力が基本となっていましたが、震災によって原発の危険性が見直されましたし、環境問題を考えるにあたって、火力発電に使用する原油などにも注目が集まるようになりました。
そのような観点から、自然エネルギー、再生可能エネルギーを使用した発電が注目を浴びるようになり、太陽光発電も大きな注目と関心を集めています。
一般住宅での発電
この太陽光発電は、パネルの普及が進んだおかげで、一般住宅でも多くの屋根に設置されているのを見かけるようになってきました。
設置のためのコストはかかるものの、地球環境に良いのであれば、自宅に設置しようと考える人が多くなってきたのです。
また、この背景には、電力の固定買取りというものも絡んでいます。
一定期間、発電した電気を自宅で使って、そのあまりを買い取ってもらうことができるという制度です。
これによって、環境に優しいだけではなく、家計にも優しいということから多くの住宅で設置されて利用されるようになってきました。
権利の譲渡
また、この制度は一般家庭向けだけではなくて、より大きな電力を作ることができるメガソーラーのような企業が利益を得るために設置したものにも適用されていますので、多くの企業がエコを謳いながら、尚且つ利益を得るためにたくさんのパネルを設置していきました。
しかし、この買取固定価格というのは一定期間で、それ以後の先行きがまだまだ決まっていません。
ですから、この後、ずっと保有していても利益を出すことができるのかわからないのです。
そこで、企業の中には、この発電の権利を売ることを考えているものもあります。
今ならば、売電で得た利益と販売の利益で儲けを出すことができるからです。
ただ、今後の買取が続いたり良くなったりすれば、この権利を持っている方が得をする可能性もあります。